「よりよく」「より少なく」
まるで世界を悟ったかのように話すヤツがいて、それがどんなのかと思って見てみれば、そこにいるのは仙人でもなんでもない、ただの売れない写真家である。
「完璧なんて無理なんだ」とか「自分の得意なことで勝負しろ」とか、人には偉そうにペラペラ話しているくせに、いざ自分がやってみると全くできない。
YouTubeでは芸人のように面白い話をしたいし、コンテンツは東大博士の論文のようなのを提供したい。音楽は最高峰のオーケストラでオリジナル曲を作ったのを使用したいし、サムネイルは3Dグラフィックを使って台場で見るような超クリエイティブなデザインにしたい。
そんなことは無理だとわかっていても、自分の理想に少しでも近づけるために時間を使って、その結局コスパ最悪の作品が出来上がる。
全てが中途半端。結局面白い作品1つも作れず自分の持つイメージと能力の間に大きなギャップがあることに嫌悪感を覚えます。
動画は作っては消してを繰り返して、写真個展は初めてのくせに会場が気に入らないということで断念。
結局写真を始めて5ヶ月間、成果と呼べるものは特にないことに気付いて「本当に容量が悪いな」と自分の頭の悪さに呆れているのが今の現状です。
グチかよ
グチではない、俺最強という自慢話です。
思い出してみると同じようなことは幾度もあって、この個性が良い方に向いたことは一度もありません。
しかしながら、アホな僕はこのクソ個性も方向性を変えれば自分の長所になり得ると本気で思っているのです。
いつか自分が凄い奴になれると信じているし、そうなると嫌悪感もなくなると思っている。
その根拠はなんだと言われると特にはなくて、どうやって凄い奴になれるのか分からなければ、前々から言っている「世界一」の定義すら不明のまま。
しかし、そのヒントになりそうなものは分かっています。
それが、写真家になって手に入れた「クリエイティブ」という概念です。
僕は言うなれば弱者という部類に入ります。
この資本主義社会では強者がすでにルールや常識を作り出していて、僕のような弱者が彼らに喧嘩を挑むのは少しばかりセンスがないなと思います
しかし、もし大逆転への道がのこされているのだとしたら、それは他でもないクリエイティブ以外あり得ません
固定概念の打破、詰まるところのイノベーションです。
自分の作品にクリエイティビティを活用することも必要ですが、それとは別に「自分の持つイメージをどれだけ最速で、完璧な形で体現するか」そのためのストーリラインの形成作業に、どうクリエイティビティを取り入れられるかが逆転への鍵になるでしょう。
それができた時、僕のクソ個性は初めて力を発揮してくと信じています。
今はまだ形に残る成果を出せはいませんが、クリエイティブというヒントを手に入れたことだけでもよしとします。
寝る。
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